VOCs、油などによる土壌汚染、地下水汚染に対する原位置浄化技術、嫌気性微生物によるバイオスティミュレーションのご紹介です。
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バイオスティミュレーション

VOCsのバイオスティミュレーション


従来、揮発性有機化合物(VOCs)による土壌・地下水汚染の浄化対策としては、掘削・除去やガス吸引、または揚水対策が主流でした。ところが、掘削除去では莫大な費用が発生するほか、稼動中の工場では実際施工が困難な場合も多く見られます。一方、ガス吸引や揚水の原位置浄化ではなかなか環境基準以下まで低下せず長期間対策を継続する必要があります。
そこで近年は、栄養剤をただ地中に供給し、VOCsや油の分解を促進させる工法の適用が増加しています。しかし、栄養剤をただ地中に供給するだけではとても満足のいく結果を得られるものではありません。実際に不十分な計画や不適切な施工が原因となり、浄化期間が長引いているケースも見られます。

KESのVOCsを対象とする嫌気性微生物によるバイオスティミュレーションは、このような課題を解決する汚染土壌・地下水の原位置浄化技術です。VOCsや油の浄化がうまくいかずにお困りのお客様に、当社の経験と専門知識に基づく嫌気性微生物によるバイオスティミュレーションを提案します。

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KESのソリューション(VOCsの浄化)


KESでは、経験と専門知識に基づく「最適な栄養剤の選定」「最適な生活空間の創造」の2つのシステムを用いることで、低濃度から高濃度まで幅広い汚染に効果を発揮し、土地売買のような期間が限定されたサイトにおいてもバイオレメディエーションを可能にしました。微生物の力を最大限に利用するためには、汚染サイトごとに最適な栄養剤を調整するとともに、土質にあった注入方法を選択するなどの土壌・地下水環境に適した浄化設計を行い、分解微生物にとって良好な地盤環境状態を維持していくことが重要となります。

最適な栄養剤の選定

私たち人間もただ闇雲に食べるだけでは健康を害してしまい、活発に働くことができません。微生物も同様であり、対象地の特徴(汚染のメカニズムや地質状態等)を把握した上で、最適な栄養剤を適切に与えること、すなわち『体にあった食材を適度に与えること』により、活発に働きます。KESは、日本製粉株式会社中央研究所生物科学研究所の技術協力のもと新栄養剤を開発し、浄化を手がけると共に、これらの栄養剤を効果的に利用する実験を日々行っています。KESでは、本格的な対策工事を施工する前に、トリータビリティ試験を実施し、オーダーメイドによる最適な栄養剤を作ります。最適な栄養剤を選定することにより、浄化コストを30〜40%(当社比)削減することが可能です。
 
 

室内実験結果と栄養剤

最適な生活空間の創造

私たち人間も健康を維持するには、良好な生活空間と定期的な検診が必要です。微生物も同様ですが、彼らは自ら環境を作れないため、私たちが刻一刻と変化する環境を把握・評価し、次の手立てを講じて行くことが必要となります。このためには、膨大な情報をリアルタイムに把握し、明快な形で出力していくことが重要となります。KESでは、オリジナルソフトを利用した現場管理により微生物により良い環境を提供し続けます。
 
 

KESのVOCs浄化例
 
 
・サイト1
汚染物質: テトラクロロエチレン(PCE)
トリクロロエチレン(TCE)
シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)
浄化前濃度: 地下水基準の100〜1000倍
養剤注入: 2回実施
浄化期間: PCE・TCE=80日程度、
cis-DCE=150日程度
 
・サイト2
汚染物質: トリクロロエチレン(TCE)
シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)
浄化前濃度: 地下水基準の数十倍
養剤注入: 1回
浄化期間: TCE・cis-DCE=100日程度
 
 
   
海に近いため硫酸イオン濃度が高いサイトであったが、還元状態を維持して浄化
 
 
・サイト3
汚染物質: トリクロロエチレン(TCE)
シス-1,2-ジクロロエチレン(cis-DCE)
浄化前濃度: TCE=地下水基準の数十倍
cis-DCE=地下水基準の1000倍超
養剤注入: 1〜2回
浄化期間: 約150日
 
 

現在サイトの地下水サンプルをご提供いただきますと、VOCsバイオスティミュレーションの適応性評価を無料で実施させていただきます。お客様はお気軽にご連絡ください。

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KESのソリューション(油類の浄化)


酸素が豊富にある好気環境下では油類自体が微生物の餌(炭素源)となり、微生物による分解が進みますが、酸素が不足しがちな通常の地下環境では好気性微生物は活発に活動しません。また、油だけでは栄養源としては十分ではありません。油を効率的に分解するためには、地下に十分な酸素とさらに油以外の餌となる栄養素を適量だけ添加することが重要となります。

KESでは、油類による土壌・地下水汚染メカニズムの特徴を熟知した上で効果的な現地浄化技術を開発しました。この技術は2重管構造の注入井戸とマイクロナノバブル水を利用するもので、「酸素(O2)」と窒素やりんなどの「栄養塩」を同じ井戸から土壌・地下水中に加えることで微生物による油類の分解を促進することができます。また、マイクロナノバブル水の影響圏はエアスパージングの影響圏よりも大きく、これらによって省スペースでの工法が可能となりました。
 
 
  2重管構造注入井戸の断面図
 
 
従来の工法   KESの新工法
エアスパージング用の井戸と栄養剤注入用の井戸が必要となり、多数の井戸設置が必要   二重管構造の井戸を用いて栄養剤を注入し、影響圏の広いマイクロナノバブル水を利用することで、井戸の設置本数が大幅に削減
  従来工法と新工法の比較例
 
KESによるバイオスティミュレーション活用事例はこちら

Case4 操業中の工場におけるバイオスティミュレーション


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